介護職は勤務地によって契約条件や仕事内容が大きく変わるため、求人募集に応募をする時は様々な点を考慮しなくてはいけません。小規模多機能型居宅介護の求人に応募をする上で確認すべき項目の一つが勤務時間です。小規模多機能型居宅介護は1つの事業所でデイケア、訪問介護、ショートステイという3つのサービスを提供しています。
デイケアや訪問介護の業務は原則日勤のみとなりますが、ショートステイは夜間の安否確認なども行うので夜勤も行わなければいけません。子育てとの両立を図るために日中だけの勤務のつもりで応募をしたら日勤、夜勤の交代制を任せられて続けられなくなるという事例もあります。求人募集に掲載されている勤務が固定、交代制のどちらかを確認しておくことが大切です。介護職の仕事では業務に応じて資格が必要になるケースもあります。入浴や排泄介助など要介護者の体に直接触れる仕事は最低でも介護職員初任者研修の資格がなければ行うことができません。
デイケアは、利用者が自宅と施設を往復する時に車で送迎します。そのため、小規模多機能型居宅介護では、採用の条件に普通自動車免許の保持を含めているところも少なくありません。普通自動車免許は合宿を利用すれば短期間で取ることはできますが、数十万円程度の費用が必要です。金銭的な問題で事前に資格を取ることができないという人は、採用後に費用も含めた取得の支援をしてくれる事業所を選ぶ方法もあります。