小規模多機能型居宅介護で働く魅力として、一人ひとりの利用者と深く関わっていけることが挙げられます。1事業所当たりの登録定員は29名と少人数となっており、利用者との密な交流を通して寄り添った介護が行えます。また、小規模多機能型居宅介護は通所や宿泊、訪問の3つのサービスを組み合わせて提供できるのが大きな特徴です。そのため、利用者の状況が変わっても柔軟に対応を変えることができ、他の施設では制度上対応ができないような場合でも、続けてサービスの提供を行えます。
「この人の介護を続けたいけど今の施設では無理」というケースも少なくなり、一人の利用者に対して一貫した介護を続けられます。長期間に渡ってじっくりと利用者と向き合いたいという人に向いている仕事です。小規模多機能型居宅介護では通所、宿泊、訪問の3サービスを提供しているので、幅広い介護の仕事に触れられるのもメリットです。1つの職場で様々な介護の知識や経験を得ることができ、要望に応じて介護を提供する対応力も身につきます。他の施設に転職する際にも小規模多機能型居宅介護での経験はアピールできるポイントとなるでしょう。
また、利用者は在宅生活を送っていて介護度が高くない人が多いです。介助の肉体的な負担も小さいので、介護の仕事の経験が浅いという人でも始めやすいです。しかし、業務の幅が広く、経験者でも特定のサービスだけ担当していた場合だと慣れるのが大変かもしれません。しかし、幅広い経験が得られ、キャリアアップにもつなげられる仕事です。